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2006 09,12 19:22 |
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お待たせ致しました~!!
更新でございま~す!! しかし写真のアップの仕方が難しい! つかいこなせていません。 近日中にこの日記に写真を付けた状態で改めて更新しますので、まずはこの日記をお読みください。写真お楽しみに。 さてはて、ブログをリニューアルしたのは良いのですが、約2ヶ月経ってやっと2回目の更新です。 2ヶ月分、頑張って書きます! この間あちこちで「ジョウくん日記の更新はまだ…」と言われてしまいました。 1行か2行だけでもイイから…とは言われても、1・2行の日記では済ませられない性格なのです…。 とにかく怒涛の2ヶ月間でした。本当に濃かった。 順番に振り返ります…。 ●7/7(金)~9(日) 7(金)は週間いいだ新聞さんの電話取材を受ける。随分喋った(笑)。喋りすぎた(笑笑)。 最終的に出来上がった紙面はあんなに大きかったけどその5倍は喋ったな(笑笑笑)。 地元の方から寄せられた質問全てに答えたが危うくそれも「紙面の都合」でひとつも載らないところだった。せっかく寄せて頂いた質問。後の構成の際、レイアウトを工夫して頂き無理やり入れて頂いた。それでもごく1部…。来年は質問特集とかしないかな…? とにかく、質問をお寄せ頂いたみなさん、ありがとうございました!どこかで必ずお答えしますね! この日の午後は確かワークショップの教材資料づくりをしてたと思う。 飯田でのミッドナイトシアターの稽古(構成作業)もこの頃頑張っていた。 8(土)引き続き学生人形劇人のためのワークショップの教材資料づくりやら準備やら。 「ハンドラブ」の実演もあったのでこの日に稽古。 スケジュールではこの日はトータルメンテナンス(静養日)になってたけど夜中まで仕事してた。 けれどとっても楽しい教材とワークショップの構成がつくれた! 9(日)こどがくプロジェクト主催の「学生のための人形劇ワークショップ」に講師としてお呼び頂く。 短い準備期間にも拘らず参加者は予想を遥かに超え、定員オーバー、40名以上。 TBSさんの取材クルーも加わりプーク人形劇場5Fは熱気ムンムン。 見学者と実技受講者を分け、グループも細かく分ける。 この日は第一回だったので特別フルコースバージョン! ウォーミングアップ 身体解放のためのエチュード 実演…色々なスタイルの人形、その遣い方、演じ方。 実演…ケコミ芝居・前から&後ろから 人形劇俳優の所作の訓練・基礎編 すり足、あひる歩き、立ち遣いの際の身の捌き 台詞偏 感情表現のあれこれ 演じわけのあれこれ とまあほんとに色々やりました。 台詞の表現力には様々な訓練方法があります。 呼吸のつかいかた、息づかい、感情のおとしどころなど、その極意は様々。 けれどまずはとにかく言葉を声に出して読むことからが表現練習のスタート。 レトルトカレーのパッケージに書いてある言葉や医療グッツの説明書きなどを感情込めて読んでもらうコーナーはほんと個性の華が咲き乱れて面白かった。 僕は普段「これはこう読むのがイイ」とか決め付けている部分もあって、指導をしながら誰よりも僕が学ばせてもらっている。 僕のオリジナルテキスト「メルヘンスクランブル」も読む人によってその表現方法は様々。 ん~~~、このテキストは是非ともじっくりつかって授業したい。 ひとりひとりに誰にも負けない良さがあり、何かを更に引き出せば何倍も素晴らしくなる。 指導する上でその「何か」を見付けてさしあげる作業は実にデリケート。こちらもいつになく感性を研ぎ澄ます。しかし不思議なもので、最大の個性と同居する改善点は楽しく見付けられてしまう。 何かを補おうというより、その人に出来る事を引き出す作業。それこそが、子育てでも、教育でも、社内の人との共同作業でも必要なんだろうな。 ほんとに楽しいワークショップだった。 ワークショップの中盤に皆さんから頂いた日頃の人形劇活動の悩みも実に様々で面白かった。 うんうん、僕もそれ苦労したした。 子どもが賑やかになりすぎたら?/滑舌が悪い、声が通らない/ヒソヒソ声の演技/台詞がないときの人形の演技/演じ分けられない… などなど出るは出るは…質問、お悩みの数々 ん~実に面白い。10年前じゃ答えられなかったろうなあ…。 この10年間色々あったな~…。 僕もまだまだ勉強中とは言え、この辺の極意は自然と身に付いている。 どれが正しいとかではないけど、僕の経験が少しでもみなさんの勇気になるならこれほど嬉しいことはない…。 次回以降はテーマを絞ってのワークショップとなる。楽しみ。 さて、ワークショップ終了後は、プーク人形劇場のバックステージツアー。 人形劇場さんの粋な計らいにより大サービス。プーク人形劇場は秘密がいっぱい! バックステージツアーにはもってこい!楽しい! 迫(せり)、螺旋階段、劇場独特の空間が各所にあり、まさに夢のお城。 みなさん劇場のファンになってくれたことでしょう。 こんな企画は度々開催したい。 おっとお!3日間のことをこんなにじっくり書いてしまった。まだ2ヶ月分あるのに…。 かっとばします。 ●7/10(月)~14(木) ワークショップの実演で様々な種類の人形を大量に登場させたため倉庫整理でバタバタ。 春日部公演に向けての「よだかの★星/セロ弾きのゴーシュ」の稽古。 念願叶って高島野十郎展に行けた。忙しかった自分が悔しい。ひとつひとつの絵が素晴らしすぎて相当無理をしないと次の絵に進めない。理由もなく涙が出てくる。その絵の佇まい。絵というよりは高島野十郎さんという「人間味」がそこにある感じ。すべての物を愛しみ神と崇め命を感じたその信念ある真面目な純粋さがひしひしと伝わり、込みあげずにはいられなかった。 ●7/14(金)~16(日) 14(金)昼間は事務所での雑務に追われ、夕方から事務所の人形やら荷物やらを搬出。その後自宅に移動し、更に大量の人形を搬出。そしてTBSに移動。 とにかく暑かった。この暑さに荷捌きはこたえる…。滝のような汗が…。 夕方のワイドショーが終るのを楽屋で待つ。報道関係は全て同じスタジオなので。 そして飾り付け、これが大変でした。 NHKのときも大変でしたが、限られ時間の中で限られた物を用いての飾り付け。 人形劇の人形は飾るために造られていない(自立しないものがほとんど)ので悪戦苦闘します。 しかし現場の方々の素晴らしいサポートにより本当にファンタジックで素敵な飾り付けが出来ました!スタジオからのオンエア時間が約3分だったのが惜しい…。 展示のレイアウトも飾り方も全てその場で考えたわりには魅力的なセッティングになった。皆さんのお蔭です。 僕はメイクしたかったけど、マネージャーさんもメイクさんも口を揃えて「メイクしなくていい!」と言うので、プレストパウダーで照かりだけを抑える。 代役キャスターさんでリハーサル。このときは台本通りでバッチリ! しかし本番!次から次へと出る質問は台本にないことばかり。 しかし生番組の撮影はカメラバックのスタッフ陣の進行が素晴らしい!美しい! あのなびきかた、指示のだしかた、僕は成すがまま。 共同作業って素晴らしい!人数が居るって凄い。 生放送独特の一体感にはいつも感動させられる。 15(土)、16(日) この二日間はひたすら観劇。 影絵劇団かかし座「星の王子さま」 人形劇団えりっこ「がんばれクリーキー 他」 世田谷パブリックシアター「雪の女王」 北海道のプロ人形劇団“えりっこ” プークご出身のご夫婦劇団。 札幌時代、このおふたりには本当にお世話になった。 大ファンの劇団。東京で観られて嬉しかった! ふたりでつくりだすダイナミズムは圧巻!本当に楽しい人形劇!オススメです。 パブリックでの「雪の女王」、私の個人的感覚ですが、今のところ今年ナンバー1の作品です! 舞台の空間全てに意識がゆきとどいている。演劇という表現手段で成せる技、「美学」をひしひしと感じた。生演奏の効果音も舞台上の演技と共に呼吸している。これは基本的なことなのですが、なかなかこうはいきません。光のつかいかた、時間の経過、空間の捉え方、演技のリズム感、どれもこれも素晴らしかった。演出は世界的に高い評価を得ているテレーサ・ルドヴィコさん。流石。 大方斐紗子さんの客席を包み込むような演技にも刺激を受けました。 ●8/17(月)~23(日) 晦日ロングラン7月公演プロモーション活動あれこれ。 その甲斐あって完売となりキャンセル待ちとなる。 春日部公演へ向け、「セロ弾きのゴーシュ」稽古。 会場下見やら打ち合わせやら。 毛皮のマリーの人形の修理。肩台、胴串(どぐし)、腕、手を総交換。動きが良くなった~! 22(土)「よだかの★星/セロ弾きのゴーシュ」 お昼から会場入り。仕込み。横長な会場をあれこれ工夫して空間づくり。 ん~。稽古の甲斐もあって、ゴーシュがまた変化出来た。 ゴーシュでお客様があんなにすすり泣いてくれたのは初めてかも。 芝居の構成は何ひとつ変わってないのに、演技の間や呼吸のとりかたで芝居全体の質がこんなにも変わるものかとまた実感。 ●7/24(月)~31(月) 「毛皮のマリー」稽古。 「お花のハナック」稽古。 ジムのトレーニングにも久しぶりに行く。 札幌公演の荷物発送作業。全て宅急便。ウ~、多い。 晦日ロングラン7月公演のための搬出・搬入作業。都内では赤帽さんにお世話になってます。 24(月)人形劇団プークの松岡成剛さんが急逝しました。 享年35歳。死因は心室細動。 「エルマーと16ぴきのりゅう」の公演を終え、劇団での荷降ろしをしているときにトラックの中で倒れたそうです。 あまりに早すぎる死。しばらくは認められなかった。 都内での若手男性人形劇人の仲間は非常に少なく、もう会えないなんて信じられない。 そんな身体で人形劇という職業を選んだなんて…知らなかった。 自分の身体がこうして人形劇ができる身体であることにもっともっと感謝しなくては。 お通夜に足を運ばせてらった。祭壇を彼が演じた人形たちが囲む。プークの作品の歌が流れる中それぞれが献花するスタイルだった。いいお通夜だった…という言い方をして良いのだろうか…。悲しいとはこういうことを言うのだろう。新婚さんだった彼、彼にはまだ演じたかった役がたくさんあるだろうと思うと可哀想で仕方なかった。けれど彼の大好きな人形劇団の本拠地で、仲間に囲まれて天国へ行けたのは幸せだったのかもしれない。そして、生きているあいだに人と愛し合い結婚するという幸せな時間を過ごせたこと。命日の日、舞台で無事に演じきったこと。ひとりではなかったね松岡さん。 松岡さんの演じた“ボリス”はいつまでも子どもたち、そして我々の胸の中で飛びつづけています。 ありがとう松岡さん。 ご冥福をお祈りします。 28(金)札幌へ移動。お昼の飛行機に乗り新千歳空港へ。 1年振りの故郷。 翌日に上演をする人形劇場こぐま座は、僕が育った、僕を育ててくれた劇場。 プロとして活動を始めて5年。この劇場の舞台に立てるのはまだまだ先と思っていた。 聖地であり、教会のような神聖な場所。本当に緊張した。 こぐま座は、公立の人形劇場としては最も歴史がある。 この劇場をお手本に、全国の公立人形劇場が出来たのだ。 これほど人形劇上演が充実している劇場も珍しい。 プロ作品、アマ作品、伝統的な作品、フェスティバル、ワークショップ…。 とにかく充実している。そしてその“アマチュア劇団”さんのレベルが高い! 札幌の充実した人形劇文化はこのアマチュア劇団さんに支えられているのだ。 僕はこのこぐま座とその兄弟劇場であるやまびこ座に育てられた。 家にいるときよりもこぐま座かやまびこ座に居ることのほうが多かった。 ここで数え切れない程の観劇をして、自分自身もたくさんの人形劇をつくり、本格的なスタッフに助けて頂きながら何度も上演をした。あらゆる劇団との合同公演、客演、ジョイント公演、思い出すだけで頭がパンクするほど色々な活動をさせてもらっていた。 昨年やまびこ座の舞台に立たせてもらったがそちらは手打ち公演。 今回はこぐま座の30周年記念特別公演としてお呼び頂いた。 私の他にも北海道出身のプロ人形劇人が日替わり特集上演されていた。 沢さん、クラルテの高平さん、えりっこさん…皆さん魅力的な方々…。 このこぐま座が30年も存在し続けてくれていたなんて、それを支えた方々と市民の皆様に感謝。 29(土)さて私はダンボール人形劇場「お花のハナックの物語」 リニューアル直後でまだデキタテ。 舞台いっぱい、ダンボール人形達でうめつくされました。ファンタジック! 人形のジョウくんもなんだか嬉そうでした。 私の人形劇界デビューの劇場(当時12歳)。そして札幌時代最後の公演の場となった劇場。 それだけに、普段以上に力んでしまったように思います。そんな自分に「まだまだだな~」と感じました。 けれど会場入りきらない程のお客様の数。 満席の会場は幸せなムードで包まれ、こぐま座も人形達も幸せそうでした。 ご来場頂いた皆様、本当にありがとうございました。 5歳位の男の子を連れたお母さん、「この子今日が劇場デビューなんです。こんなに楽しい作品で良かった…」と。 光栄です。 それぞれがあらゆる状況を抱え、人生の大切な時間を割いて劇場に足を運んでくれます。 作品を提供する我々の責任は重大です。頑張らねば。 そして東京で私のニュース23出演を見て、北海道旅行の中に急遽、私のこぐま座公演の観劇を予定に加えてくださったご家族も、わざわざごあいさつに来てくださいました。嬉しい。 劇場の空間、時間、そして人形劇、全てがキラキラとした家族の思い出となってくれていたら嬉しいです。 札幌ではもっともっと長く過ごしたい。 東京公演のためとんぼ返り。 上演のあと片付けを済ませ、その日のうちに帰京。 たくさんの再会も嬉しかった。 30(日)毛皮のマリーの稽古。 道具類は劇場に搬入済み。 もう何度も同じ劇場で上演しているので、私が居なくても舞台監督さんを始めとするスタッフ陣のみでの仕込みが可能。こんなありがたいことがあって良いのだろうか。 私はしっかり体のメンテナンスと稽古をさせてもらい翌日に備えた。 31(月)晦日ロングラン2006・7月公演「毛皮のマリー」 当初予定していた「サロメ」は納得のゆく芸術的作品にしてから舞台に上げようと、苦渋の決断で上演を延期。「毛皮のマリー」に差し替え公演。 にも拘らず、なんと完売しました。 今年のこの晦日ロングラン、4月から上演を続けていますが“ほぼ”満席という状態が続いていた。 それでも3人の前でも演じたことが何回もある私にとっては信じられないくらいの動員状況で、快挙でした。 しかし今回、出ました今年初の大入り袋! 補助席もでる程でした。本当にありがたい。 お客様に還元しようと、来場者にワインを振る舞うことにしました。 僕のお気に入り、モンダヴィの赤。飲んで頂く紙コップもこだわり探した探した…。雑貨屋さんやら紙容器の問屋さんやら…。ん~理想の紙コップがない…。 試飲のように見えるのも賛成できませんでしたし、小さいカップは検尿を思い出させます(笑)。失礼…(笑)。 結局、アスクルで理想的な紙コップを発見! ゾウの切り絵風の絵柄が付いた2種類の紙コップを発注。本番直前にギリギリで仕入れることが出来た。 楽しく飲んで頂けただろうか。 開演前も後も、大人向け公演の際に私はロビーに出ることが認められていない。お客さんの様子が見られないのが残念。 これからもっともっとやりたい。 お酒と人形劇の同居。 さて上演。 今回もまた多くの発見と感動に満ちた公演となった。 約2時間、いっときも気が抜けない「毛皮のマリー」 真剣勝負とはこのこと。 あの緊張感を不快感なく維持し続けるというのは至難の業。 毎回生きて死んでいる気がする。 上演を終える度、生まれ変わった感覚と寿命が縮まった感覚が奇妙に同居している。 現実の世界に自分がいて上演後の荷物をまとめている自分が不思議に思えたりする。 劇。毎回生きて、毎回死ぬ場所。 PR |
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飯田フェスで京芸さんの「ちいパパ」のあと「ジョウくん日記の更新はまだ…?」「1行か2行だけでもイイから…!」と言ったのは、私ですねえ。ええ、知っていますとも、そんな短文での更新ができないジョウ君だということは。たとえ毎日更新でも、長くなるでしょ(笑)でもそれだけ待っているのです!(ということで、勘弁してください)
さて、今年の飯田も本当に楽しかったです。マリー見なかったのは大失敗だった。 子供たち、いまだにハナックのテーマが鼻歌ででてきます。あやうくダンボール人形「ぞう」を作らされる?ところでした。 来年はサロメ、待ってますよお! 涼しくなります。ご自愛くださいませ。 【2006/09/1310:17】||iseya#8d3da264ff[ 編集する? ]
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